ミリタリー車種に関しては、新品の供給こそ早くに終了していますが、セットアップ部材は社外品、サープラスも継続的に放出されますので、取り急ぎどうにかせねばならないということはなさそうです。
この展示車には、7.62mmミニガンが取り付けられています。勿論埋め付け処理をされているものです。これは撃てると最大で毎分六千発を放つ最強の火器ではありますが、連続発射は約30秒で銃身の熱ダレで使えなくなります。
要は休み休み使うことで寿命を伸ばすというもの。ホームセンターで売っている溶接機みたいですね。
運転台の真ん中にあるライフル銃は全長が短くなる工夫がされているブルバップという作りのもの。チャンバーと弾倉の場所を後ろにずらすことで全長を短くします。仕上がりはこのような感じで収まりよく、兵隊が動き易いようにと出て来たものですが、私は使い難くて嫌いです。トレーラーは、英国ではよく使われています。日本は免許だの車検だので却ってやり難くなると敬遠され、セカンドカーを持ちがちですが、こちらは自動車の税が高いことこの上ないので、トレーラーに活路を見い出す例が多いのです。
出かける頻度が少なく規模が小さければ、トレーラーにしておいたほうがいろいろな面で得だったり便利だったりするのです。欧州も様々で、イタリアみたいに何ででも引っ張らせるところもあるのですが、英国は少々うるさめの連結検討がされるようです。
特装艤装品のメーカーは、かなりディフェンダーという車種には依存していた筈です。クルマのアコモデションが、後から手を加え易いので、いろいろなものを提供することが出来ますから、特別目立ちます。
そうした特徴的なものでなくても、提案されています。
シートを汚れから守るカバーなどは別に他の車でも役に立ちます。ごっついタイヤも同じく。
ストレッチリムジン、を、レンジで作るというのは一寸どうかと...。バンパー類は、最近はLEDライトが多くなって来たので、電灯を埋込むのがトレンドになって来ました。
定番のボックス、空きスペースの隅々まで提案されています。これ、どこにつけるのでしょうか。
純正ホイールも、元々オリジナルのメーカーがあります。展示即売のようなことをやっています。
グリルプロテクターの新しい考え方?。ブリスタープレートを使って、前後フェンダーも保護。ぐるりとバンパーを這い回しているような感じでしょうか。
LEDの性能向上が目覚ましく、フォグランプもこんな感じでこれまで以上の性能が期待出来るようになりました。
低圧バルーンタイヤを装備した砂漠地帯偵察車。一時期ピンク色に塗装され、ピンクパンサーと呼ばれていた時期もありました。
左は通常のルコネサンス、右はこのイベントに不可欠なピンクパンサー。タイヤとホイールに御注目あれ。フロントに突き出したスペアホイールはスタック防止バンパー。視界不良で砂丘に突っ込むので、クルマの方を埋める前にスペアホイルを差し込んでおけばリバースで脱出出来ます。本来は履いているのと同じバルーンをつけますが、ノーマルのラグタイヤにしています。
オートキャンプ作戦。トレーラーに折畳みテント、リフトトップ、横開きタープ、ファイバートップに無理矢理ルーフテント。
キャンピングカーにしてしまえ、というのは一寸短絡的です。如何に普通に暮らしながらキャンプで爆裂するかです。
随所にチェックポイントあります。左の後ろ実はキャメルです。右のシリーズI(ワン)はアクスル幅をエクステンション、恐らくシリーズIII(スリー)のアクスルを入れています。
余り日本では見られないもの二種。リングジョウタイプのヒッチメンバーは軍用や一部建設機械では見られるものの、一般的にはカプラータイプが主流です。主に使われるトレーラーのほうにカプラーが主流だからというものでしょう。右のコンペティション仕様のオフロードカスタムも、種目が事実上ないので作られることはありません。
終了を受けて、具体性を帯びて来るサプライ。アルミが多かったプロテクターはより丈夫なスチールがお目見え。エンジンは再生ではなく再生産のメーカーが。リビルトエンジンやミッションの御世話になっているユーザーは多いでしょうが、さらに完成度を高めた事実上の新品も検討されるようになるのか。トップへ・前へ・次へ