なかなか使い勝手に乏しいCCPUも、こうすると俄然力を発揮しそうなハーフトップや、フルレングスのルーフキャリアといった用品が手に入る。
日本人からはピックアップという概念が結構昔に遠退いてしまっている。大体その原因は軽トラックの台頭により、用途が固定化され、常識になってしまっている為である。ここにも軽トラックはある(日本製で結構沢山)が、自動車の保有台数が事前に制限されている状態の中で、ものをついでに運ぶ為にトラックを別に持つというのは割に難しい。そこでしつこくピックアップを引き合いに出して来ることになるのだがそのあたりはアメリカと違う事情の一面だ。
実際は軽トラック程の平面荷台がある訳ではなく、割と積み辛いのだが、屋根迄使うとか耐候性のある箱で囲うとかして使い易くしようとしている。
G4が目立って来たりしていて頑張りどころに追い込まれているキャメラー。日の丸を揚げたりして戦闘意欲むき出しである(?)。
毎年ここの展示にはちょっとひねりがあって面白いから楽しみにしている人も多い。今年は大雨に呆れたのか、灌水走行を模した展示をしていた。
G4に求められるのはこういう洒落の利いた姿勢かもしれない。ファンを掴むと自分達のモチベーションも上がる。過ぎ去る過去に食らい付いて生きるには、何かそういう金銭的なものでない後押しは必要だ。勿論金銭は、伴っていなければキャメラーはやれないので、この際あっちに置いておくだけだが。
テイルテントはもう古いといわんばかりのこれは、骨のセットをルーフキャリアの下に仕込んでおいて、引っ張り出して天幕を張るという、上アンカーなテントである。リジット感はありそうだが、もし日本のキャンプサイトでこれをやったら、6台分位言われそうだ。何たってこの車の先には誰も行けそうにないからね。
必ず、何時か観て頂きたいと思っていたこれ。あった。ディフェンダーは基本的に、腰から上はペランペランなのである。見かけが無骨でも、ボール紙で作った模型か何かのように、簡単にクチャクチャになってしまう。この事故は単なる転覆である。普通、軽自動車でもこうはならない。でもディフェンダーは大したことなくてもこうなってしまうのである。ちょっと飛ばす癖がある人や安全を考える人は、150万を余り厭わずロールケージを組んで頂きたい。
鉄で出来たものは必ず錆びる。でも日本は高温多湿、錆は他所より早く来る。てな訳で、こういうものに目が直ぐに行く。こんな小さいものをも目立たせる程日本は錆天国。
その割に、見かける車は皆ピカピカであるが、本来そういうものだ。汚い車で交通安全も何もあったもんじゃない。
石を売るという話があった。ここでは歯車を売っている。ディファレンシャル屋さんだ。
みなエンジンばかり気にしていないでデフも気にしよう。実は車の中で一番力の掛かっている部品なのだ。だから良い仕事は長もちするし頼れる。一言質問したりしたいと思うのだが..
このスキンヘッドにゴツい体格、ちょっと近付くのが恐いというのは、否めない。
ガンメタ・クラブも、雨でどろどろ。
綺麗をモットーにしている展示には、致命的なこのゲンバ。皆足元ばかりみて通るから、あってもなくても同じ。
嗚呼、哀し。
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