Land Rover Classic Works
Defender V8 BESPOKE
"RESTOMOD"

2015年モデルを以て惜しまれつつも閉じられた、4X4のアイコン。1970年から連綿と続いたクラシックディフェンダー。
強い希望に応え、ランドローバーは、メーカーモデル限定品としてではなく、新たにクラシックモデルのリプロダクションを行なうワークスグループを立ち上げ、『別誂品』として改めて供給することが2024年9月、正式に公示されました。

アメリカに端を発する、レストアとモディファイを合体させた造語である、RESTOMODを冠としたプログラムですが、既存車体を修復して近代化するのではなく、新規製作を行なうことになり、納入後長期に亘り整備温存されるであろうことを企図し、世界情勢を鑑み敢えてヂーゼルを使用せず5リッターガソリンV8エンジンをパワーソースとする、ファイナル90・110各々のステーションワゴンモデルを、顧客の希望に応じ完全な受注製造車としてフレームから製作、文字通り新車を納入されます。

本案は既に終了した車種のリプロダクション、あるいは限定リリースではなく、このプログラムを閉じることをランドローバーが発表しない限り継続されることになっている、スペシャルなラインナップということです。

車体色は、ランドローバー指定色によらず、発注をベースに彩色されます。内装は、これまでランドローバーが使用した、限定モデルを含む全ての内装をお好みのカラーで発注出来ます。外装パーツは元々のスタンダードパーツの他に、2015-6年式限定車に使用されたものを含む全てのものが指定出来ます。さらには、これまで現れた様々なカスタマイズの他に、自由な要求に随時応える準備があるということです。

金額的には、現在既に投入されている発注の例をみると、凡そ25万ドルから30万ドル、製作期間は発注内容次第ですが十か月から一年半と、それなりにはなっていますが、クラシックディフェンダーが改めて新車で製作され納入されますことに関して、同社のヒストリーを弛まず輩出し続けることへの強い意欲を感じます。


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