元車です。 ここでよく思い出してください。HCPUはキャブと荷台は別々のものです。 ディフェンダー110には通常形のピックアップがあり、キャブから荷台へ一直線のサイドパネルをもっているので、今後見られる幾つかの改装作業は「楽」なのですが、敢えてHCPUを選ばれた所に意味があるのです。 |
構想は、中途半端ではマトモなものが仕上がりません。仕事を請けるほうのセンスも必要ですが、何より御発注になるオーナーの感覚が大切です。業者任せにされても困る部分です。 この後に控えているのは、原型をかなり失う切り貼り作業です。一人では出来ない作業だけに、伝えていける美的感覚とバランス感覚を如何に説明していただけるかがカギになってきます。 ディフェンダーを素材にすればこう出来る、とは申しません。 |
ポイントは、キャブサイドのパネルを後ろに流し、荷台と接合するライン造りと、窓枠のデタッチャブル改造です。失われる壁面の代わりになるべきサイドバーに、シートベルトピボットを移設されています。この辺りは規制に合致させる要求からですが、要件を満たし不格好にしない感覚が必要です。 |