ランドローバーオーナー・ショウ2013
ノーザンプトン・ビリング アクアドローム
2013年 7月 26〜27日

探訪記録

毎年訪ねるランドローバーのミーティング、今年はアクアドロームで開かれるランドローバーオーナーズのイベントに出向きました。永年の経験?と、私共の主力商品ディフェンダーもPUMAエンジンでひと回りした安心感とが脚力の軽快に作用し、従前よりも気軽になって来ているのは確かなこと。これもひとえに御愛顧のお陰さまと存じております。
今回もロンドンからの遠征!になるのですが、アシは現地スタッフ所有の新型フリーランダーに務めてもらいます。ランドロ−バーの本拠ここ英国でも、ディフェンダーは都市部に於いては少数派なのです。英国は、鉄道に関しては発祥の土地で、昔から鉄道網は非常に充実しています。日本もお手本にした程ですが、自動車に関してもまた、発生当初から大変普及し、バイパスは昔から整備が行き届いていますから、最高速度と操縦安定性は乗用車の必須要素で最大のセクタを占めることになるんです。こちらのスタッフはディフェンダーやシリーズ車も持っていますが、流石にノーザンプトン迄二日連続で旅をするには苦しいという訳です。
左側通行ですから、慣熟時間がない上に時差ボケばりばり状態でも普段の少し夜更かしした翌朝と何ら変わりません。最近の日本の高速道路でも看板の表記が半分英語ですからこちらも殆ど違和感がない。新潟へ行く用事など突然思い出したりしない限りパニックになることはありません。英国はこと真っ平らで、山々を縫うように通ることもなく、クルーズコントロールでもあればフル稼動になること請け合いです。
ロンドンからビリングはピーターバラより30km程近い距離です。概ね130km、東京の弊社から清里位だと考えて良いでしょう。まあ往来しやすい郊外ではあります。
ビリングアクアドロームは、パブリックなキャンプ場、多数のレンタルコテージ、分譲されたコテージやビラ、アウトドアプレイフィールド、マリーナを始めとするウォータープレイベースを擁する大きな複合リゾートプレイグラウンドです。今回のようなショウなどに用いるイベントスペースはその中央部、東西に貫くNene(ネイネイ)川を挟んだ南側にあります。隣地には日本でいうところの幕張メッセのような施設や大型ショッピングモール、ラボやミュージアムが各々集中するビジネス・コンシューマー地区があり、渾然一体となって、来観者も展示等でビジネスを展開する人も「無駄のない時間」を過ごせるようになっているのです。ビリングに来れば、仕事も出来れば週末も過ごせる、人生のうち移動や準備の為の時間と費用が三割も消費されるとするなら、ここを使えば少なくともその期間はそうした浪費がゼロになるという画期的な概念の下、同時にこの中途半端な郊外の雇傭や事業開発にも働くべく開設された施設群地域なのです。
ドッカの頭のカタイお偉方にも見習ってほしいですね。ただそれには、生活習慣的な面でも、茶の間で仕事をするのが当たり前になる必要もあります。仕事と私生活を別ける腐心を続ける以上、無駄の為に生きることも容認せねばならないでしょう。
愚痴はさておき、今回の一行は、またもや例年の如くランドローバー一色のファンタジーに呑み込まれて行きます。
来訪の目的は、新しいランドローバーとの有りざまの模索です。しかしご覧の通り「そうそう滅多矢鱈と変遷する様子がないものごと」相手のことですから、そろそろ大きな検討や検証の半分は過去のアーカイブに譲って、時系列的に疑似来観を楽しんで頂けるように纏めて行きましょう。

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