Land Rover Series III 1983y County Station Wagon仕様 2286cc4気筒 ガソリンキャブレター、4MT、RHD、ベージュブラウンツートン、ビニルシート、6座、ヒッチメンバ、走行36900マイル、新規登録渡し |
シリーズ3は85年迄販売を続けた、ランドローバー製品の中ではディフェンダーに次いで長命の車種でした。ただし、時代が世界的な戦後の急成長期に丁度当たった為に、酷使を受ける機会が余りにも多く、その為それ以前のクルマが急速に傷められ代替とされ、やはり酷使され、数を大きく失いました。その後やはり世界的な排気ガス規制への迎合を請け、やはり更新を余儀なくされ、ランドローバーはヂーゼル中心への展開を企図しエンジンを更新、同時に車種を一新し、ディフェンダーを始めとした現在の展開へ移っていきます。 現車は終盤期のリリース、一般使用を続けキャリーオーバーメンテナンスを受け続けて来たものです。余り走り込んでいないので、今後も長くお楽しみ頂けるでしょう。燃料タンク、ブレーキシュー、ホイールシリンダー、ステアリング、リレー、マスターシリンダー、タイヤは新品交換済です。 現車は英国在であり、御希望御契約の後の輸入となります。その後排気ガス対策や適合装備をし受検・お納めとなる手順です。但し、やはり旧車ですので現状でのお渡しとなります。 旧車はデッドストックやフルリメイキングを受けたようなものでなければ案外手頃に楽しむことが出来ます。少し自動車やオートバイで鍛えたメカニックスキルがある方なら、ボディ回りにやたら邪魔されないランドローバーシリーズは面白いガレージアメニティです。例えばミッションが故障すると、それを下ろす為普通は下からの作業になって来ますが、ランドローバーならフロアパネルを外せばミッションはむき出しになり、上からそれダケ取外すということが出来ます。まるで建設機械かのような作業が可能、それがランドローバーが生まれた背景で、フロアジャッキ迄辿り着けなくても現場で何とかなるように、という配慮だったのです。生憎その便宜は、シリーズ3廃版と共に失われましたが、一回それを経験すると、何だかフツーのクルマはメンドクセーな、と思うようになったりします。 シリーズ車の走りの味わいは、勿論ディフェンダーとは全く違います。ジープでもなければ、ランドクルーザーでもありません。特に#3は独特なのです。無骨な中に優しさと柔らかさが見出せる珠極のドライビングフィールを、新車と見間違う出で立ちとともに、是非お楽しみ下さい。 保守部品等、この年代のモノはまだ中古も再生も豊富です。新品は、ものによってはもうないので、大方エヴァンゲリストカンパニーの提供するリメイクやレストア部品を求めることになりますが、幾らでも暢達をお手伝い出来ます。 クーラーなど、ホシイ装備の追加に就いては、現地出荷前がお得です(二千ポンドから程度です)。御希望でしたら御用命下さい。 価格はお渡し総額ですが、発表時試算の予価です。単品輸入は為替が相当絡みますから御希望を頂いた時期に改めて試算します。 |
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