ランドローバーによる
レンジローバーシリーズ1 フルレストア
『REBORN IN 2017』


Range Rover Series I 1973-75y
ランドローバー社クラシック部門によるフルレストア。2017年プログラムに於いて10台限定。

ランドローバー社には、特殊なプログラムを行なう部門があり、クラシック部門はその一つ。コマーシャル向けプログラムとして、今年度10台の1970年型レンジローバーシリーズワンを、メーカー総力を挙げてフルレストア販売します。

プログラムの内容は、入手した個体を完全に分解し、全ての主要コンポーネントの状態と再生可否をレポート。全面的に純正部品を使用してのフルレストアを行ない、個体のヒストリーと共に納入されるというものです。

ベース個体は世界中から集められました。コレクターが自主的にレストアしたものは選ばれず、オリジナルのコンポーネントが確認出来るものが蒐集されました。DIYやショップによるレストアは、手法こそ誤りではありませんが、既にヴァリューが発生しており、その後の流通などの為に作業や使用した部品の由来が不明確になるので、やりなおしをすると損害が大きくなるのです。

また、この年代はアコモデションも統一がなかったので、その源由来性も重要になります。
レンジローバーの場合は、1970年から73年までの初期モデルとそれ以降の改訂モデルの部品の互換性がない部分。そのため、前期型と後期型では価格が大きく異なることになります。これは、前期型には既に供給終了となっている部品があり、それを擁するコンポーネントをアセンブリで再生産する必要がある為だということ。後期型のコンポーネントに交換してしまう、というのは普通アップデート修理で行なわれますが、これはレストアではないという考え方を持つのがメーカー自ら手を下す価値となる訳です。

そうしてメーカーのアッセンブリーデータとの照合がとれる個体を集め、それが生まれた時の姿に戻す。それがリボーンプログラムです。

価格は、こうした姿のビンテージカーを購入する予想を大きく離脱した高額になりますが、メーカーという「胎内」に戻り再び育まれて生まれ直しを経験したクルマが、メーカーのヒストリーを背負って路上に帰って来るのです。お求めになる方は、まさに再生のスポンサーという栄誉も、お求めになります。

乗出し総額: ASK

お問い合わせはこちらから


純正の新造部品を採用します


アッセンブリーデータに完全に忠実に再生


ファーストリリースモデル


現行のレンジとは隔世の感がある、独特な佇まいを当時のままに


各パネル、裏の裏、奥の奥まで、往時のまま。


再現と、再生。この希有なる体験を是非。