ディフェンダー90 V8 '97-'98LTD

他、全ての御愛用中のディフェンダー
リファービッシュサービス


青も出来ました。別に何色でも構いませんのでこの機会に如何ですか
このページは多数の御紹介写真を含みます。ずっとスクロールしておつき合い下さい。

Land Rover Defender 90 '97-98LTD 再生車輌販売
ほかディフェンダー全車種再生・延命リファービッシュ業務提供


販売から20年を経過しても、まだまだ元気な50周年限定車。今尚、AT標準装備で短くて運転し易いこの限定仕様への人気は篤く、多くの御希望があります。
しかしながら、粒ぞろいとはいかないのが中古車です。あちこち傷みが隠せないもの。買ってからちょこちょこと直していくと時間も費用も掛かるばかりでなく、まとまりが悪くなってしまったり、先に直したところを後追いでまた手掛ける等、堂々巡りの様相に至ることもしばしばです。

他車種は別として、ディフェンダーは近年モデルチェンジを経験、車種の特徴からもヒストリックカーとしての地位を得ています。折角だから、どうせなら、ここで一旦しっかりレストレーションを掛けて、出だしを固めてみては如何でしょう。

一例として弊社では、ベース中古車(売価350万〜)に、内外装・メカニズムレストア(乃至は交換)を施し、細かなアクセサリー類迄入念に手入れをし、リファービッシュ車として御用意申し上げます。仕様はご覧の大人気、ブラックSASクリ−ブランドオリジナル仕様ほかお好みに合わせることが出来、さらなるグレードアップを施し、御納入価格は税込500〜700万円前後となっております。

このところベースとなるべき限定車本体の流通量が減少しており、嘗てのような脚力で商品としての完成車を御提案出来なくなって久しくなります。この時代は既に通常ラインナップとしてV8を積んだ仕様はなく、この仕様を特に好まれ殆どが大切に温存されるようになってきてもおり、今後はさらに中古車としての入手は難しくなるでしょう。

されど生産終了により、中古市場活況のディフェンダー、資産価値の拡充という観点からも、ご利用お待ち申し上げております。

勿論、90・110・130何れにおきましても、お車お持込みによる、修復仕上のみのオーダーも歓迎です。その際、普通に外装レストアのみでも御受け出来ますが、いっそこの機会に、メカニズム・内装についても手直し為さっては如何でしょう。御愛用のお車をさらに長くお使い頂くライフスタイルとして御提案申し上げ、既に多くのご利用を頂いております。同時にアクセサリー類装着・交換も出来ますし、タイヤの履き替えも出来ます。車検が近い場合は、絡めてご利用頂くのも妙案かと存じます。


価格: お車によって異なります

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外装、完全修復・そして変更!グリルは新型を使用します。


エンジンや足回りも整備します。


内装もバッチリ、しっかり執り行います。
(チェックプレート内装は現車特注です。万事適用では御座居ません。)

青いお車も出来ます。別に色にはこだわりません。



作業風景です


しっかり、バラバラにし、細かいところ迄美しく仕上げます。


実は結構大変な作業なのです。
車でなくても、御品物は、ことによっては人が老いるより早く古びていくものです。古びても、価値あるものは残されましょう。でも、価値とは何でしょう。

古び方にもいろいろあり、残し方も様々だと思います。
単純に使われ傷んでいく、すり減っていくことは、専らありがちで、傷みきり、摩滅し切る迄が価値と考えると、ある程度のところで留めて「保存」し、物体として佇まいを楽しむ使い方に切り替えられることは、骨董の世界では当たり前のことです。しかし、そこでも、例えばソーイングマシン(ミシン)を例に取れば、縫えなくては文鎮か漬け物石の価値しかなくなります。時計なら、せめて長距離列車の発車時刻に間に合う精度を保っていることが要求されるでしょう。それがあってはじめて、古いものでも持てる、見られるということになります。
身の回りを見返してみて下さい。母上がお使いだった筈の足踏みミシンは知らぬ間に屋内で邪魔にされ何処かへ去って久しく、父上が昔愛用していた時計は、何処か歯車が欠けたりして使用不能になっていたり...。持っていた使っていた筈のものたちが、案外滅していってしまっていることに遅蒔き乍らも気付くでしょう。では改めて同じ姿のものを求め探すも、何処も同じで、残っているのは希有な例となっています。身近に置き、維持する困難さ。小さなものでさえそうです。

我々ですから、自動車に関していうなら、その大きさが「倉やタンス」に見合わないので保存ということを云々し難いのは勿論ですが、家具家財と違い、車庫という専用の収納を考慮されるものなので、邪魔になることはありません。しかし、古くなることに伴う外見的な「鬱陶しさ」端的に云ってしまうならボロさというのは、容認される時代か場所かによって感覚的にはまちまちですけれど、やはり現代に於いては、クルマといえる姿、それは今様であり、つややかで、堂々としていることが必要です。勿論、その運行が性能的に危険をはらんでいるようでは困りますので、見た目にも危なっかしく感じられることは、尚更憚られることは言う迄もないのが現代です。

古いものは、新しいものより性能が劣ることは否定出来ません。性能とは、速いとか強いとかではなく、自動車の場合は、時代にあった燃費、大気汚染濃度のことで、これをアップデートするには、別のものに作り直すことになりますから、古い「それ」とは違うものにしてしまう訳です。それなら、新車を買った方がいろいろな面でいいことになってしまいます。
夢を見ないなら、それもありかも知れません。多くの人はそうしているでしょうから。

しかし、エコロジーという自流に立ち返ってみると、クルマ程大きなものを買い替えることによって新たに一個のものを作り出すより、今存在するものを使い延ばす方が、入換えで圧迫した家計や環境負荷をその後燃費や排出で埋め合わせていくより遥かにやさしい筈なのです。これは、他の様々な品々にも応じて言えることですが、家電製品等は特に、省エネルギー性能の向上が激しく目覚ましいので、自動車とは余り比較にはならないとも感じます。

よくいわれるレストアという言葉、その作業から意味を追うなら、まさしく再製造です。
でも、元通りにする修繕だけでは、本当は不足なのです。加えて、時代に適合した魅力を与え、存在する意義を取り戻し、所有する人に誇りを齎す仕事。その中でも、こと時代にあったカタチと振るまいを求めるリファービッシュに向けてお仕事の中身を強めていきたいと感じています。
誇りの為に費やす人力・知恵と金額。生憎乍ら、規準とするものを得ません。時を経て多くのそれが失われていった後に、なおそれを保ち、使う勇気と努力。その大小を測るものさしはないのです。

古いものを大切に使い続けることには、語られる以上に根気が要ります。減価償却が終り、モノ的にはこれからが稼ぎという年代に入っていくものを、それまで同様に乗って動くだけでなく、見て触れていとしさを継続し得る状態を維持し、ファッションに背かない佇まいを守り続けるのは、趣味だけが原動力になるとは思えません。まさしく感性がそうしていこうとするのです。

このクルマを求めた時描いた夢を、十年と云う時代を経た今も持っていられるか。
十年前夢想した、このクルマとの暮らしを、今その時に立ち返って始められるか。

出来るんです。こうすれば。
私達が御手伝いすれば。

このシゴトを買う方は、クルマを買われる訳ではありません。求められる方御本人の感性、まさしく生きざまへの投資です。

次に迎える十年へ、ここからはじめましょう。夢と一緒に、歳を取りましょう。

白でもいいんですよ。

パテを打っていますが、ディフェンダーは平面が多い為、仮令ボコがなくても微少な面の乱れが折角の仕上がりを荒らしますので微妙な調整をさせて頂き、仕上がりをより美しく、念を入れさせて頂いているのです。

元々、実に綺麗なお車であっても、内外装は一定の年月を経ると急速に傷んでいきます。くたびれた愛車を毎日見るのはきっと苦痛で、その為に買い換えを望まれる方も多いもの。色合いが気に入らなくなったりという理由もしばしば聞かれます。
ディフェンダーは流行り廃りが見当たらない息の長い車種ですし、長く共に暮らし、なり振りを理解出来た愛車は替え難い財産です。
こうして、ずっと一緒に暮らしていくことも、素晴らしいと思います。