故障の多いエアサスを安心化する..
窒素ガスサスペンション

純正エアサスは快適走行と素晴らしいコ−ナリングを約束してくれるが、大抵の場合保証期間が切れたころ、走行3万〜5万km位経過すると恐ろしく高額な修理費用が発生する故障に見舞われるものです。そうはいってもポンプで空気を送ったり抜いたりし乍らあの重たいレンジを持ち上げているんだから仕方がないといえばそれまでですが、空気は外から貰って来るので幾らフィルタを通したからといってマシンを傷める外的環境を取り込むのだから仕方ないといえばそれまでです。また何処か漏えい箇所が出ただけでも、オーバーランニングを起こしてしまいます。
結果的にEASユニット故障から始まりエアポンプ故障・ラバ−コ−ンの洩れ最悪はCPU不良、とまあ片っ端から叩き出されるもので、どれを交換しても24万25万38万と、修理代金が合計で中古車輌代金並みの金額になるものであり、途方に暮れる方々大勢です。
それなら、イッソの事EASユニットごとアナログにすれば解決。
ユーザーにもよる訳ですが、不安な自動制御も不要だし後部荷台に150キロも荷物も積まないし、トレ−ラ−ハウスも引かない、というのならばアナログで十分対応します。

今回の新作はEAS System assy除去、シリコン配管作成、CPU改良、配管管理アナログ(人間が判断して固さを)制御、空気の代わりに窒素ガスを充填、予圧をポンプに頼ることをやめます。N2ガスはレ−スや高性能タイヤで広く使用されているので信頼性抜群で、ゴムの透過性の許す分子密度を凌ぐ為自然漏えいもない。これで、泣き所のエアサス克服。傾きも前後チグハグや前上がりも解決。完璧改造お奨め改善:保証5年・5万km保証。保守は3年一度N2ガスの点検だけ。

次々新車が上がって来るレンジだけに、ある程度の年数が落ちた中古車をお求めの場合なら、純正を残しておいても調子が悪ければ次回査定は自ずと知れたもの。改善こそ、最良の性能アップに他なりません。故障の時の修繕の策としても、充分以上に選択の価値ある方法です。

改造費用−式 平均37万前後
(通常ラバ−コ−ンが傷んでいる為交換を前提)
先ずは今回の犠牲車(患車)?からいろいろ削ぎ落とす。EASシステムと一口にいうが、スプリングバッグ迄取り除くとなると、車が座っていられなくなるのでワリカシ大事なのだ。自作の範疇は越えてます。
新たに制御段となるポンプユニット設置の為、むしり取られた純正EAS。改造後は、ドライビングCPUからは独立して足を支える仕事をするようになります。よってスプリングバッグやラインの漏れによるオーバーランニングが原因となる大きな故障は起こらなくなります。


新たにニューマチックを司る、それぞれのバッグに繋がるガスバルブ。窒素ガスの保持性能を高める為に配管はシリコンに交換。
全体的な安定度が高まります。元々あったものが変わるだけで、特にエンジンルームの見た目が変わるとかいろいろ押し込まれたりということはありません。窒素ガスは熱安定性が高く膨張度小さく、分子密度が大きいのでゴムを透過しません。よって航空機やレーシングカーのタイヤ等過酷な状況下で使用される空気圧の代用として定着しています。

ひとしきり歳をとった車や、既に故障しているなら、何より安く、完成後は心安く、というものです。

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まめ知識:
エアサスは通常、大気から空気を取り込んでタンクに予圧を掛け、それを各車輪に(或いはアクスル単位に)分配して姿勢と強度を調整する。このお陰で確かに、高速状況や積荷状況では堅く、不整地上では柔らかく等調整出来るものだが、その機構は、ライン、スプリングバッグを含む全てが健康であって始めて機能する。経年して劣化してくれば当然機能は衰える。部分的な交換をしても、未手当のところがまた必ず悪くなる。普段の変動が大きすぎるからである。対策はそれを封入型として、外気とは一切遮断し、ポンプで各々に渡る気体を移動する風船型とするもので、予圧は外部から掛ける為一度掛けたら変化しなくなる。圧力を変えず容量だけ変える方式とするのである。よって自分からは予圧をいじらない為、大きく積荷変動すると、スプリングと同じように沈み込むが、予圧状況を変動させる要素が無くなる為、マシンストレスが格段に減少するのである。
ちなみにどんなエアサス車でもこの方法は利用可能。レンジでなくても当然有効。