出店屋さんたちの模様

衣類、カー用品、ランドローバー関係部品、雑貨、飲食。
このショウは出店銀座でもあります。多くの来訪者は遠路、これを目当てにしている節も。
インターネットにカタログ、純正部品リスト等、他にもいろいろ入手の手はあるでしょうが、やはりそこはニンゲンです。ふと出会って、手に取って、においや風合いその他第六感も含め、需要に至る切っ掛けは、計画性を要求されるリストに全て委ねられるものでもありません。また、自分の指向にあったお店を、店構えに騙されずに見つけられる、ここならではのピュアな一面も尚欲求を掻き立てます。
お値段は、尚更ここを必要とするでしょう。安いのです。ジャンク屋さんは分類程度の他は何一つやっていませんが、それがまたお値段に反映されています。
開店と同時に行列が出来るような人気店もありますが、1時間話し込んでいても別に邪魔にならないようなお店もあります。大人も子どもも楽しい品揃えで楽しませる、まるでお祭りのテキヤさんのようなお店もあり、一層場を盛り上げています。

カスタムーパーツメーカーは自社製品で彩ったクルマを並べて展示していて、ディスプレイも凝ってます。自家研究所状の人は新案のようなものの発表をしています。安く多くの人の目に触れる場として、ここは幅広く利用されています。うろつく人々は単なるお客としては勿論、評論家の役割も担っているのです。
定番で良く売れるので山積みしている店が多いジェリカンは、ポリ・スチールと日本では考えられないカッコよさ。ここで見かけるヨーロッパスタイルのジェリカンは、昔はドイツカンといっていたモノ。ナチス時代にその要求に合わせドイツで開発されたものです。使い易くてアメリ缶とは全く別物です。安いガソリンを見つけたら買いダメするのにもってこい。そんな便利ものも、ホウと手にして直ぐ買える。ただダダッピロイばかりではないんです。
ランドローバー好きなら欲しいだけでなく必要に追いかけ回されるものもヤマとあるここに、来年あたりいらしてみては?。


今年もインターナショナルヂーゼルの出品がありました。
これは2500cc、基本構造はTdiと全く同じ、まあTdiのノーブランド商品のようなものです。
早い話がTdiはこれをOEMで買い求められていると言うだけの話です。
Tdiとコンバートに無理や工夫はありませんので、修理用社外部品という触れ込みです。
再生品なら兎も角、エンジン迄社外品ありとは...ランドローバーは奥が深いです。
ただ、今年は試しに積んでみましたという搭載見本を持って来ていました。

このエンジン、農業用機械やコジェネの発動機としては結構使われています。日本で言うならクボタみたいなエンジンビルダーで、注文に応じてメーカーナイズをしたものをこしらえて売っているのです。専ら殆ど止めて貰えない装置に使われている為、信頼性はとても高いものです。まるで放り投げているような展示が信頼性とは裏腹ですが、分かる人だけ話し掛けて下さいといっているようなものなのです。狙い通り、殆ど足をとめる人はいません。

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