旧車部品の取り付け方

ラックはモノが大きいのでちょっと大変ですが、こちらでは屋根の上で組み立てる手段を講じた人の組み付け例を御覧頂きます。なお、この作業を実施してラックが壊れる事があったり、車に傷が付いても弊社は責任を負えません。御不安な方は現車お持ちになり、組付けを御依頼下さい。

品物はこのような分解された状態のモノを購入。完成品は接合部が全て溶接なので丈夫だが、英国からの出荷レートが、日本からの出荷と変わらぬ程世界的に高い為、今回はこの品をお求めになった方が同時発注された新車でふさまぁの輸入と抱き合わせで、同送部品としてでふさまぁに積込んで持って来ました。これで送料に当てられる分が殆ど皆無になり、お安く提供出来ました。
この方法は、たまたまかどうか知りませんが新車の御購入の際に他の車の部品を、新車に傷が付こうが何だろうがカマワヌと申されましたので実現した方法で、通常は行えません。

屋根上作業を行う為に何より先に、梯子の方を組み付けます。
これは単に屋根に上がりおりし易くする為だけのことです。
ボディをシャシに縫い付けているベロのボルトを二本緩め、ボディとベロの間に梯子下端のフラットバーの部分を螺子穴を合わせて滑り込ませて螺子を締めるだけですが、このとき、ボディに傷が付く事が多くあります。
但しこの御主人は
Roverはアルミなので傷が付いても錆びる事がないという長点を第一の選択材料としている為傷を気にしないと云う特異性があり、ゴソっと押し込んで締め上げてオシマイという安直さです。

上端の、ひっかかる部分には、ゴムをあてがってガタツキ音を消すようにします。ゴムは大抵ついていますが、なければホームセンター等で売っている隙間テープで充分です。
次に本体に掛かります。コケないようにL字型に一ケ所組み立てて屋根にあげる方法で組まれました。こうすると外側に倒れる事はなくなるが、此の時何処か一ケ所の足を仮止めしないと、遠い方がガーターからコボレテ落ちて車に傷が付くことになります。ただしRoverはアルミだから錆びないので気にしないで大丈夫です...。
その後角形に外枠を組み立て、足を全て仮止めします。あくまでこぼれないように仮止めするだけにとどめます。此の段階で足を完全に固定しようとすると枠が広がって内側の骨組みが届かなくなり大変苦労します。
これらの作業は、屋根の上を歩き回って作業する事になるので多少の傷やヘコが発生するのは仕方ないといえます。この屋根はアルミなので剛性や反発力はないので、こちらさんはたまたま身軽な方だったので差程問題にならなかった様ですが、体重が重い人は予め、丈夫な板を屋根に載せておく位の段取りは必要だと思います。

螺子の総数は40本程度なので、枠を組んでからはナニヤカヤとゴタゴタやっていればそのうち組み上がるということでした。この方の場合はここ迄は1時間と一寸で出来たといいます。
足の部分が旨くガーターにはまらない所があるのは当然です。足が多いから仕方ありません。依頼されての組み付けは、車の傷等付かない様最善を期し組み立てて足をアライメントしてから屋根に上げますが、この場合ホボ一日掛りの仕事になります。こちらさんは、締め上げ金具をある程度締めて、ハンマリングで足を押し込む方法をとられました。英国では皆やっている方法ですが、Series車を車屋要らずで日常乗りまわせるレベルの人だからやれると考えています。




キャリアが載った後ろ姿。

やはりそれっぽくなります。
俄然凄さが増します。

そのうちベニヤ板でも留め付けて細かな荷物もこぼれないようにしようと思っているそうです。

ここ迄を依頼されると、工賃は大体45,000円程度です。
車につく傷が気になる人は、失敗後の板金代を考えると安いと思います。しかし多少の傷はRoverの価値を大きく左右するものではない事も事実です。

同時にウィングにプロテクタ取付もなさいました。ビス止するだけだからこれは簡単、ウィング自体はアルミだし、苦なく穴を掘れる、といいますが普通は怖いものです。

内地ではアルミのノンスリッププレートが高いので、母国から購入した方が安いし出来が良くなります。古い車はどうしても平面が失われている為接合面に多少隙間が出来たりはヨイトマケとしておくしかないということです。この辺の意見は弊社も同じです。



全部出来上がり。

一応屋根廻りの増し締をして一息。
やっぱりかなりグレードアップの感じがします。